〜Chapter T〜  ChapterU

      

Time of Childhood
一番古い記憶…?子供の頃ってそんなにちゃんと覚えてる方じゃないんだよね。…高いところから飛び降りてケガをしたとか、そういうのを漠然と思い出すくらいかな。
俺のところは家が商売をやってたからね。あまりかまってもらえなくて。多分2才くらいの頃からじゃないのかな、そのへんくらいからもう保育園みたいなところへ預けられてたんだよね。兄弟は姉貴がひとり。近所のさ、年上の人たちと遊んでもらってた。年上の連中とおもてで遊び回ってたね。ワンパク小僧ってやつ。だってさ、親が”こんな風に大きくなるまで育つとは思わなかった”って言うんだよ。飛び回ってケガばかりしてたんだよ。交通事故とかに遭っちゃうんじゃないかって。とにかく落ち着きのない子供だったみたい。なんか、あの頃は毎日どこかしらケガしてたって気がするもん。
小学時代、知らない間に同級生のカバンを傷つけた犯人に仕立て上げられてしまったランドセル事件は、古い強烈な記憶があった。あれはやっぱり強力に傷ついたもん。俺、もうひとつ似たような目に遭ってるんだ。これは小学校に入る前だけど、家の近所に小さいお寺みたいのがあってさ、池とか庭園があるようなとこなんだけど、友達とかかくれんぼなんかして遊んでたらボヤを発見したの。びっくりして、バケツとか探して、池の水を汲んでさ、みんなで一生懸命消したんだ。そしたら、”お前らが火を出したんだろう”みたいな話にされてね。ヒドイ話だよね…あれも忘れられないな。暗い根に持つタイプだからさ、嫌な出来事だけは”バカヤロー、忘れねぇぞ!”みたいな、ね(笑)。
でも、本当は得したとか、楽しかったとか、良かったことっていうのも一杯あったと思うけど。いいことの方がけっこう早く忘れちゃったりするんだろうね。
ケンカよくやってたね。…ワンパク、ケンカとかいうと聞こえがいいけどさ、どっちかっていえばイジメ的なこともやってたよね。そんなに陰険なヤツではなかったと思うけど、けっこう無抵抗なのにやっちゃったり。まぁ中学くらいまでだよ。ガキ大将っぽくいられたのは。

歌をうたうってことは子供の頃から好きだったみたい。子供の頃って町内会の旅行みたいのに参加するじゃない?そのバスの中でマイク持ったまま離さない、みたいな(笑)。学校の授業の音楽は最低(笑)。考えると、俺その頃から今みたいな歌い方してたんだよね(笑)。それで文部省歌をうたうからさ、先生にはふざけてるとしか思えなかったらしくて。みんな教室の掃除をしてるのに、俺だけオルガンの横に立たされて延々歌わされたことあったもん。鼓笛隊は俺太鼓だった。俺、自分で”オレ、タイコ!!”って取っちゃったんだよ(笑)。

すごくヒネたガキっていうか。エエカッコしいっていうの?そういうところはもの凄くあったと思う。女の子の視線をいつも気にしたり。どういうのがカッコいいか、みたいな事をいつも考えてたような気がするし。どうすればみんなの人気者になれるだろう、っていう。けっこうその頃の方が、女の子は自分をどう見てるかって気にしてたと思う。やっぱりマセてたのかね(笑)。

  





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