ChapterT 〜Chapter U〜 ChapterV 

      

A School-boy Mind
地元の小学校に入った。環境は変わったけど、結局、保育園で作ったバックボーンを活かして自分のポジションを作った。いじめられもせず、けっこういじめっ子だったかもしれないな。すごく正義感が強かった。だからやたらと他人のもめ事に仲裁に入って、「俺がきたからには」みたいな肌だったから、結局自分がケンカの中心になっちゃったり。
小学校1,2年の担任は女の先生で、すごく嫌いだった。俺は理論で対抗できない分、その先生を冷やかしたりしてた。だから向こうも俺のこと嫌いだっただろうね。こまっしゃくれたガキって感じだったんじゃないかな。
男の子と遊んでたな。近所は森や野原って感じで、蛙を捕まえて爆竹入れて火を点けたりとか、そのテの遊びをしてた。痩せてたかな、ずっとこんな感じですよ、子供の頃から一貫して。
4年生で初めて男の先生。体育系の人で、学校へ行くのがすごく楽しかった。いちいち遊びのレベルをわかってくれる。同じレベルで面白がってくれる。そういうスタイルの人だった。鉄棒で大車輪ができた。俺の得意なところをちょちょっと刺激して、前向きなほうへ興味をいろいろもっていってくれた。
俺は勉強はできるほうじゃなかったな。先生にはきっと口ごたえしてたんだ、覚えてないけど。あげあしを取るっていうか、こまっしゃくれた感じを出したんじゃないかな、とにかくそれが先生のしゃくに触ったというか、俺は大人を怒らせるのがうまかった。それは自分で望んではいないけど、仕方ない。結果的にそうなっちゃうんだ。
運動神経は良かった。体育の成績はずっと良くて、小5の時からソフトボールをやる流れがあって、ソフトボールばっかりだったな。町内対抗の大会があって、賞を貰ったりした。

家はすごく放任主義だった。俺が育っていく過程ではほとんどほったらかし。だから好き勝手やってた。普通の家の親父は「勉強しなさい」って言うでしょ。でも、うちの親父はそういうことに関していっさい言わなかった。ま、店が忙しくてそれどころじゃなかったのかもしれないけど。
物に関してはね、何でも買ってもらえた。ウインカーがチャカチャカする自転車が流行った頃だったんだけど、欲しいって言えば買ってくれた。見栄っ張りなのかな、親も。野球のグローブとかバットとか。お年玉もすごく多かったですよ。5,6万円から、多いときは10万超えたんじゃないかな、小学校で。やっぱり商売やってるから、親戚が派手なんです。親からもらったことはない。
夏休みは虫取りかな。それは今、虫が嫌いな原因のひとつになってるんだけど、一度、カブトムシが木の根っこに入ってるのを取ろうとしてつかんだら、それがとんでもない虫だった。それ以来、虫がいちばんダメ。インパクトの強い虫だったな。
お祭りも好きだった。お祭りも親戚が集まって小遣いくれて。お店やってた関係でお金に遊んでもらったってところがあるかもしれない。お金持たされて、遊んでらっしゃいっていう。

小学校は、ともかく、ランドセル事件が一番印象が強い。それで他のことを全部忘れてるのかもしれないけど。今でも俺、恨んでる。俺の人格形成に大きく一役買ってる。それがなかったら今がないって考えるとありがたいのかもしれないけど、この俺のねじ曲がりって、やっぱりそのころから来てると思う。真実なんてどこにもないと子供心に思ったもん。
                    




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