Case of HIMURO




ソロ活動15周年。そのキャリアの集大成となるアルバム
今年ちょうどソロになってから15周年で、メジャーデビューしてから20周年だし、自分のいままで作ってきた曲の集大成的なライヴを長い時間かけてやりたいね、っていうような企画がまずあって。そのライヴを受けるベスト盤みたいなものを出したいと思っていたんだよね。で、たまたまというか、オリジナル・アルバムを3月に出す予定だったんだけど、例によって時間かかりすぎちゃっててさ。ちょっと順番が逆になっちゃうけど、って言ったら結果的にそうなってしまったという。

BOOWYの曲について
BOOWYの曲を入れたのも、20年間の自分のキャリアのうち15年分を出すよりは、20年分遡って、自分の書いてる曲で多少代表曲的なものを入れてリテイクしようかという気持ちで。

ヴォーカリストとして、パフォーマーとして、どれだけ自分が成長しているのか、ダメになっているのか、自分でわかっちゃうってところでけっこうプレッシャーがあったかな。ごまかしがきかない。だから、BOOWYの曲をやることのリスクとか、プラス面とか、そこはあまり考えてなかったっていうとこがホンネ。ま、俺の曲だっていう。そんな戦略家ではないし。
今回も実は他の曲も録ったんだけど、自分の中で、これは出すべきじゃないとか、オリジナルよりも悪いって思ったヤツは、その時点で何百万かかってようが、全部ボツにしてっていうスタイルで進んでるんで。そこまで自分で責任持ってやったんだから、あとは世間に委ねると。

ベスト盤…
俺、ベスト盤づいてるから、ファンに悪いな、と。どちらかといえば、俺のファンってすごいコアなんで、きっと似たような内容でも、マスタリングが違って、ジャケットが違っちゃったりすると、買ってくれちゃったりするんだよね。で、仮にギター一本の形になっちゃうにせよ、俺が何かそういう気持ちに応えてアプローチするべきなんじゃないかなって発想でリテイクを入れたんだ。ただ、たんなるオマケみたいな、そんな甘いニュアンスではないから。リテイクが始まったら、結局すごく追求してやったんで、きちっとしたものがちゃんと伝わると思うけどね。

SPECIAL GIG!!
何曲かはこぼれると思うけど、限りなくアルバムに近い形でやりたいと思ってる。ただ、BOOWYの曲に関しては、アコギ1本でやるとか、もともと考えていたスタイルに戻すかもしれないけど。今回、ステージありきって発想からスタートしたことに関しては、ライヴをすごく大切にしてきた自分というか、ライヴ・アーティストとしての氷室京介、みたいな思いがすごくあって。直接的に自分のパフォーマンスを見せる場所っていうのは、やっぱライヴしかない。






DIAMOND DUST
  ライヴで音源化できる曲をできるだけ選ぶというのがスタートだったんだけど、たとえばDIAMOND DUSTは一度もライヴでやったことなくて。たぶんファンはナマで聴きたいだろうとおもって、もちろん、アルバムに入れたってことはライヴでもやっていくということだから。

CLOUDY HEART
  思ったより悲しい曲なんでびっくりした(笑)。勢いでいっちゃうとね、けっこうそれなりに流れて聴けちゃう曲なんだけど、今回みたいにテンポを変えて、ピアノ・アレンジにして、スリングスかぶさると、イントロからもう悲しい。

JULIET
  新しいバージョンおもしろいでしょ。でも、けっこうテレくさかったけどね。正直言って、BOOWYの曲は歌詞を書いたときの心境というか、あの頃やってたこと、ほとんど覚えてないんだよね。今回歌詞を間違えちゃいけないんで聴き返したんだけど、かなりいいかげんな仕事っていうか(笑)、無茶苦茶だなぁと。

ANGEL
  歌入れに一番時間がかかった。ソロになって一発目じゃない。で、やっぱその時の自分のテンションの高さとか、それにどうしても勝てない。みなぎってるものが違うし、当時の歌入れで何テイクしか歌ってないっていうインフォメーションが自分の中に残ってる。それに全然、太刀打ちできないんだよね。15年前の俺、すげーや、みたいな。




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