NEO FASCIO

OVERTURE
  ミュージカル的なストーリーを持たせようとした上での序曲。ライブでもやっぱり導入部がほしかったんでね。オレのデモテープではやっぱり楽器一つで勝負することはできなかった。この曲は最後にレコーディングしたし、アルバム全体を見渡した上で佐久間さんが持ったイメージが出てるんじゃないかな?最終曲に何かって、ちゃんと始まりを作った。イントロダクションではなくて「オーバーチュア」ってタイトルもけっこう好きなんだよね。何か昔の超大作映画のノリで。

NEO FASCIO
  これは近未来的な情景が浮かんできてね。オレの描く近未来ってすごく硬質なイメージなんだ。金属的で・・・その辺を意識したのと、いちばん好きなギタリストはスティーブ・スティーブンスだから、ああいう”骨まで断ち切る”的なギターをふまえてデモテープつくりをした。
マイナーを使ってる割には硬質って部分で、それほどニューロマンティクスを感じさせない曲ではあるよね。
あとは変拍子、転調とか、このアルバムを作って思ったんだけど、オレはすごいすきなんだよ。何かちょっとヒネってある方がイイと思ってしまう。

ESCAPE
  これはNEO FASCIOとけっこう似た世界なんだけど、NEO FASCIOを受けていく曲だね。硬質なロマンティックみたいな。
自分でも詞を書ける人だからアルバムができ上がった時の全体像は頭に思い浮かべられる。そのイメージにあった曲作りはBOOWYの頃からできてたし、クセになってるんだ。ステージに立ってる自分やそこを取り巻いてるオブジェだとか、そういうモノまでなんとなく見えてる。

CHARISMA
  コンピュータ・シンSネサイザーが要所要所に入ったプリティッシュ・ファンク的な曲。アメリカのファンクってある程度うまいという土壌とかって基本的な重要なポイントだと思うんだけど、そうではない、ちょっとパンキッシュなラップみたいなモノをやってみたくて、それがまとまった一曲。

COOL
  これはオレの中でポップな一曲。プリ・プロダクションの段階ではほとんどもうこの形になってた。NEO FASCIO内でのポップな姿ではある。

SUMMER GAME
  これはアルバムを通して聴くと特異な曲だね。ビート系のシングル向けの曲だから他の世界をあんまり壊さないようにってところでできた曲。

RHAPSODY IN RED
  これはシャッフル・パターンと、スカっていうかレゲエ・パターンの二つがあって、アルバムにはミッジ・ユーロがやってたようなリズムの広いとらえ方というか、自分がソロになって、いろんなことにチャレンジできるフィールドにレゲエとかが入ってきてもイイなと。レゲエってってずっと振り返ってみるとBOOWYの「THIS MOMENT」くらいしか見当たらない。

MISTY〜微妙に〜
  これはたまたまシングルになっちゃったけど、まったく意識してなかった。当たり前のメロディラインから逃れることを一番意識した曲かな。オレの好きなコード進行えあまり行かないメロディへとどんどん行くとどうなるかって。相変わらず転調ははいちゃってるんだけど(笑)。

CAMOUFLAGE
  ある程度アルバムの曲が出来上がって、もう少し補う意味で作ったんだよね。デビットボウイの「ファッション」とかあんなイメージの曲がアルバム後半にくればいいなと。最終的には全然違うモノになったけど。オクターブ下の声も出してみた。

CALLING
  アルバムが完結するパートにぜったい持って行きたかったし、確立したボーカル・スタイルをブッ壊すぐらいのインパクトのある歌い方をしたかった。だから歌入れにかなり時間がかかった。実際に歌ってる自分の声が頭の中で鳴ってる声と重ならなくってね。何か痛くないんだよ。痛い歌を歌いたかったから。内容としては何か考えなきゃいけない心理が全部入ってる。

LOVE SONG
  最後にエクスキューズになっちゃうのはイヤだったけど、やっぱりこの歌を入れとかなけりゃ・・・って感じ。もともとここに到達するためのコンセプトであり作品たちだったっていうところでさ。ヘタなプライドは捨てて・・・だよね。



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