コメントの「時」を追ってみました。考え方の変化がわかります。


1993年2月 「Memories of Blue」発売前は…   
(Memories of Blue制作して、数字的には?という質問に−)
具体的な数字は別にね。ただ、自分の中での対極的な左右のバランスがすごくうまくいってるから、これが氷室京介だっていう、ここに行きつくためにやってたんだっていうニュアンスで、できるだけ多くの人に認めてもらいたいというか、そういうのはありますけど、蓋をあけてみなきゃ(笑)。

1994年7月 「Memories of Blue」で記録的な160万枚を売り上げて
Memories of Blueが出来て、あれがあそこまで評価された時点で、俺の中で本当にBOOWYが終わったんだよね。

1996年9月  売れることじゃなくクオリティ   
大事なのは数字ではないと思うよ。俺が常に考えているのは数字的なことではなく、自分自身の作品のクオリティの高さだよね。
いくら驚異的な数字を記録したアルバムだって、何年後かにそのアルバムを買った人が中古レコード店に売りに行って、その店の棚に並べられたらなんの意味もないと思う。そうでしょ? 俺は俺のアルバムを買ってくれた人が、いつまでもその人のCDラックに並べられているような作品を作り続けたいだけなんだよ。


1996年9月  売れることとカッコイイこと  
自分がカッコイイと捉えるものと売れるものは宿命的に違ったりするじゃないですか? 日本で本当にカッコイイことをやっちゃうと売り上げの上限は決まってきちゃいますよね。今の状況は300万枚売ろうと策略練ってる会社が多いから。だからこそ、俺みたいなアーティストがもっともっと冒険すればいいだろうなって。”自己満”ですかね。
Memories of Blue前はBOOWYの方が数字的にも売れてましたから。数字は関係ないと言いつつも、それを抜かないで好きなこと言うっていうのは負け犬になってしまいますからね。それは俺の美学の中にはないですから。BOOWYを抜いて、初めて自分の音楽を追求できるところにきたんでしょうね。
※参考文献I

1997年3月  「売れることについて」
とても大切な要素の一つだと思う。楽ができなくなるけどね(笑)

1997年12月  「IDEA」発売時のコメント
  例えば、100万枚を300万枚にすることじゃないわけですよ。その中身をどこまで濃くしていって、日本の文化の中で氷室京介を聴いていることのクオリティみたいなものを追求できるかだと思うんです。
※参考文献21

1998年2月  「HEAT」発売時のコメント
  200万枚だ300万枚だと数字を追ってる人とは道が違うんだ。あと10歳若ければ色気みせてた?ないね。海外至上主義ではないけど、クオリティを追求していくと日本で絶対多数を制することに価値を置く気は起きない。実際、海外のスタッフと何作かやって自分なりのイデアは見えてきたけど、それでもまだまだ到達できてない。究極は、音楽に詳しくなくても氷室京介を知らなくても、映像と音で説得できる作品だね。ウチのオヤジが感動したストーンズとか、スパイス・ガールズの新しいビデオとか。バジェットや発言力はそっちの高い次元で行使すべきだと思う。いま、若い連中を中心にどんどんグローバルなセンスが統合されつつあるし、制作現場の温度差も少なくなってる。今回、スティーブと共演したみたいに、人間同士のリスペクトを前提に、どんな音楽が生まれてくるか興味あるよ。
※参考文献R


1998年8月  「アメリカへ移った理由とは」
何がきっかけというほど、具体的にあったわけではないですけどね。ただ、あのままズルズルいって、セールスの部分だけを気にしながら音楽を作っていくのはちょっとつらいものがあったのは事実でしたね。もちろん、僕もプロですから、そのことを全く無視はしないですけど、日本は極端なんですよ。そのことしかない感じですよね。
(−日本のマスコミの音楽へのフィルターは「どのくらい売れてるか」だけといってもいいかもしれない)
ですよね。僕らの音楽って、反逆精神、つまり、リベンジの精神なんですよ。体制とか管理社会とか、そうやってつくられた自分への疑問とか反発とか。決して好青年的な発想で、器用にやってゆくことがロックじゃないですから。
※参考文献S

(管理人談)
SHAKE〜の頃は自分でも「大スター様の扱いみたい」と言っていたhimurock。そんな自分に疑問を持ち始め、レコード会社を移籍。セールスに甘んじず自らの道を突き進んでいくhimurock、それでこそROCKだぜぃ!



おまけ♪ 
「PSYCHOPATH」の頃からもう何万枚売れてるとか無頓着になって、まぁ「JUST A HERO」が10万枚売れたぁってことですげぇ大ヒットとか思っちゃう人たちだから。実際、カネがポコポコ入ってきたのはBOOWYを解散した後だよ。BOOWYの後期のアルバムとソロの一作目あたりの印税がまとめてドッときた。エーッ、とんでもないじゃん、音楽って。儲かっちゃうじゃん、みたいなさ(笑)
(BOOWY当時の心境を語ったものをおまけで掲載しました)




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