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「運動神経はよかった。体育の成績はずっと良くて、小五の時からソフトボールを始めた。その頃は町ぐるみで、五年生になるとみんなソフトボールをやる流れがあって、ソフトボールばっかりだったな。町内対抗の大会があって、賞をもらったりした。五年六年は女の先生だったんだけど、おだて方がうまくて、小学校のうちでいちばん勉強がまともにできるようになった。 自分のヒーロー像に近づいてきたなって実感があった。やっぱりケンカも強いし、勉強もできるって方が美しい。勉強はできたってほどできなかったけど(笑)、ヒーローになりたいって気持ちはたぶん他の子より強かったと思う。何でだろうってきかれてもわからないけど、持って生まれた性格じゃないのかな。 正義感って、きっとさ、そのころ親父がよく映画に連れて行ってくれたんで、『座頭市』とか立ち回りを見て憧れがあったんだと思う。いざという時にヒーローが出てきて助けるっていうヴィジョンが頭の中にあったよね。小学校に上がる前から映画ぐらいしか娯楽がないから、憶えているのは『座頭市』くらい。ともかく映画はヤクザ映画、ヒーローは強くて正義感のあるやつ。」 |
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※参考文献24 |
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子供の頃あこがれてたヒーローは? 1998.2 |
「あしたのジョー」の矢吹丈。根拠のないむちゃくちゃなところがクールで自分の美学に訴えたんだろうね。ライバル力石のシブさがわかるのは大人になってからでしたけど | |
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じゃぁ、嫌いなヒーローは? 1998.2 |
「巨人の星」の星飛雄馬。根性、努力の暑苦しさ。明子が木の陰からただ見てるとこ、ヤでしたね。出てきてさっさとうさぎ跳び、ヤメローって感じで。 | |
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(おまけ)BOOWY時代のコメントをおまけで掲載しました。 |
誰でもヒーローになれる時代だけど、たかがヒーローなんじゃないの、でも、落ち込んでてもヒーローになる可能性はあるんだぜ。 (若い子達に言いたいことを書いた曲としてJUST A HEROを紹介した時のコメント) |
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