詞を書かなかった理由… (最後、いつもの氷室節で締める)  1996.11
−WALTZに関しては氷室さんが詞を書かれていますね。
「この曲はリズムを録ってるときに、詞の断片的なフレーズが自分の中で鳴ってた部分があって、だから自分で書きたいな、と思ったんですけどね」
−詞を書かれるのは4年ぶりということですが、その間、詞を書かなかったというのは、なにか大きな理由があったんでしょうか。
「詞に対しての責任感みたいなとこですかね。例えばアイロニックな歌詞でなにかを歌っていくにしても、すごくポリティカルなことを歌ってしまうと大上段から説教してるようなスタイルになっていくじゃないですか。ましてや全然売れてない訳じゃないですから。そういうことを考えると、詞が影響力を持ちすぎちゃうのがすごく恐いなと思っていた時期があって。それでちょっと、詞を書くのが恐かったんですけどね。でも、最近はその辺が少し変わってきたのかもしれませんね」
−では、今後は氷室さん自身が書く詞も増えてきそうですか?
「自然に自分のなかからわきでてくる部分に関しては書いていきたいですね」
−そういう部分でもファンの人たちは氷室さんの言葉を待ってるんだと思います。
「そういわれると、書くのが嫌になっちゃうんです」
−え〜っ!!(苦笑)
「いや、単なるヘソ曲がりですよ(笑)」
※参考文献25

続・詞を書かなかった理由…                      1996.11
(「SCHOOL OUT」で”学校をやめました”というファンレターがきて…)
「自分にむけての単純なひとりごとのようなつもりで書いた歌が、学校をやめましたとかなっちゃうと……そこまでの影響力というか、歌でそこまでそのひとの人生の責任はとれないですから。
自分の手でメッセージ性の強い歌詞を書くことが怖くなった。怖くなった瞬間に、松井五郎さんが近くにいたという感じなんですね。」
※参考文献43


ソロデビュー当時は              1991.4頃
  (FLOWERS〜の解説として)
実際は三ヶ月ぐらいで曲を書き上げてある程度デモテープみたいな形で作ってたから。BOOWYの頃の詞はほとんどオレが書いてるわけじゃん?だから、詞を書くのはまだ興味が持てて早く書けた。ソロ2作目以降はまた変ってくるんだけどね、意識が。
※参考文献24

1991年1月当時は                 1991.1頃
  俺の場合はさ、いつでもどこでも曲が出来ちゃうっていう、そっちのタイプじゃないんだよね。ふとメロディが浮かんでメモしました、みたいなさ。信じられないと、それは。大天才だよね(笑)。
基本的には曲が先なんだけど、まずスタジオに一定期間、ひとりでこもる。機材もって外国へ、という手もあったけど、とにかく作るぞっ気持ちと環境を作ってから始めるんだよね。歌詞も一緒。イメージとして音がある程度完成したところで、言葉を捜し始める。
日常的な生活の中で自分の内面に蓄積していった出会いとか風景とかね、そういうのがきっかけになっていることが多いような気がするな。もちろん、それがトータル的にメッセージしたいコンセプトになることもあるし、もっとバラエティに富んだ拡がりにつながっちゃうこともあるしね。

とにかく、いつまでたっても、まず自分が大切に出来るような曲たちが生まれるようにって思ってるわけなんだけど。
※参考文献「PMC第6回」


IDEA制作時は                   1998.2頃
−詞はNO MORE FICTIONとDISTANCEの2曲を書いてますよね。特にDISTANCEの印象は強かったんですけど、テーマ的にはRE-BORNと共通してますよね。
「そういうとらえ方ですよね。歌詞にRE-BORNとは出てこないけど、意味としては同じですね」
−♪錆び付いたハートを……もう一度軋ませて〜というフレーズが効いてますね。
「そうですね。僕は詞を書くとき、やっぱりそういう衝動が中心になりますね。BOOWYのときにも”錆び付いた”っていう言葉は使ってますけど、自分の気持ちの中にあるんでしょうね。MissingPieceの中のNAKED KING ON BLIND HORSEもそうかもしれないし。今回はこの2曲ですけど、NO MORE FICTIONはすごくアイロニックな視点だし、DISTANCEは不満とか抑圧から逃げたい、脱出したいというエモーションだったりというテーマなんでしょうねけど、それがロックかもしれないしね。僕は、しなやかとか妖艶とか行ってるときはインチキな歌うたってるときで。(笑)」
−いいんですか、そんなこと言って(笑)
「というか、わりと気楽というか、自分のパートの中でどうでもいい分野なんですよ。”錆び付いた”とか”痛み”とかそういう言葉が出てきたときは本気で書いてるときですよね。妖しい何とかとかね、何が妖しいんだかよくわからない(笑)。ただ、DEAR ALGERNONとかをシングルに切ったりとか要所要所では、氷室京介はこんな男だぞというのは出してますから」
※参考文献28


管理人談
  こんな氷室が大好きッス!!このままROCK道を突っ走れ!!



ヒムロックが書く詞のテーマとは…       1998.7
  俺の歌のテーマになってるのはいつも、楽しかったとかいうよりは、痛みだったりが多いから。例えばSTRANGERにしてもDEAR ALGERNONにしても、自分で昔書いた気に入ってる歌詞はすべて楽しかった何とか、海に行って彼女とどうしたとかさ、そういうことがテーマにはなっていないからね。やっぱ生きていくことってそれなりにハードじゃない? そのハードなことをいかにネガティブじゃなく……、ネガティブな要素をいかにポジティブに前向きに歌にしていけるかっていうのは結構テーマだよね。
※参考文献29


詞が書けない時…            1996.9
  作詞をしているときは、電話にも出ないね。たまに、本当にたまに気分がいい時は自分から電話を取ることもあるけど、それ以外はね、制作に没頭したいから出ないよね。
詞が書けない時は、今日はもう止めということにしてビデオを見たり。だから、気晴らしに外に遊びに行くということはないよね。俺、酒が呑めないから、クラブのおネェちゃんと遊ぶとか、そういうこともないし(笑)。どうしても曲のことが頭から離れないんだよね。昔はそれでも車を飛ばしたり釣りに行ったりもしてたんだけど、アルバムのことライブのことが気になるからどうしても楽しめなくなってしまう。
俺の場合は逆に内に内にとこもるタイプなんだと思うんだ。自分を掘り下げる作業というのかな? 音楽を作るということに対しては、外に出ることよりも内面の自分を追い込んでいくことのほうが俺にとって重要なんだと思っているんだよね。
※参考文献34





♪おまけ
上記1998.2頃コメント中の、BOOWY時代の”錆び付いた”歌詞とは…
  パッと思いついたのは…
”♪さびついた夜の〜”→そう、「わがままジュリエット」です。
他にも「CELLULOID DOLL」の”始めるのさ、さびつく前に〜♪”
などもあります。
どちらも氷室の曲です。奥が深いです。。




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